職場体験中

この一週間、デイのテーブルの上にはカードが立っていました。『地域で支えよう、○○っ子の未来探し』教育委員会のキャンペーンのもとで、中学二年生の男子生徒二人がデイサービスでの職場体験をしていたのです。
9時から4時まで連続して5日間、ご苦労様でした。月曜日の戸惑い顔も、金曜日には笑顔を見せてくれるようになりました。朝一番に到着した私たちへ「御早うございます。熱いですから気をつけて下さい」と声をかけながらお茶を配り、リハビリ中は一緒に運動をしたり、終わった個々の運動をチェック、道具の手配をしたりして、職員に助けられながらも、金曜日にはスムーズに行動出来るようになっていました。
第一志望で選んだと云う彼等ですが、現場に来ての第一印象は『暗い』でした。けれど元気に生きようと、リハビリに集まっているおじいちゃん、おばあちゃんは気持が前向きで明るいんです。職員も活気がある。こんな中での一週間のお付き合いは、彼等の感想を変えたようです。
私の感想は『私たちを理解しようとしてくれてありがとう。君たちが良い体験だったと思ってくれたら嬉しいな。世代を超えた交流って捨てたもんじゃない』