2008-01-01から1年間の記事一覧

2008年の終わりに

12月29日のリハビリで今年のデイサービスが終了しました。休んだのは微熱を出した一日だけでした。良く頑張りました。 リハビリをしているとは言え、私の身体機能は回復される事はなく、じわじわと退化している事を実感しています。 一年前には、わずか…

花盛り

今日のモデルは10年越しのシャコバサボテン おニューの鉢カバーに入って テーブルに登場 夜が長くなるのを待ちわびて 葉の先に小さなツボミを付け それは日毎に膨らみをまして 今 四方八方に飛び出しました 花の踊り子達の乱舞の始まりです

サイネリア 

花ことばは 快活 喜び いきいきとした元気な時間は過ぎました 今は 静かに穏やかに 歩むとき 喜びや悲しみはそこら中に散らばっている 今は 喜びを選んで集めましょう 花ことばに 思いを込めて

冬麗

温かい穏やかな日が続きました。冬のこんな空模様を俳句では『ふゆうらら』という表現があるらしい。洒落たこの言い回しに、頭の中でイメージが駆け巡る。けれど十七文字にまとめる事は難しい。 月の始め、一本の桜の樹に出会いました。仰ぎ見た大木の細い枝…

11月の風は

菊の薫りを運んできました まだ庭仕事の出来る リハビリ仲間が 丹誠込めて咲かせた花々 爽やかな薫りでご挨拶 ご機嫌いかがですか 蕾が次々とほころんで 部屋には笑顔が広がります 私の日常は いつも通りのスローテンポ 窓の外の気配は目まぐるしく変わって…

職場体験中

この一週間、デイのテーブルの上にはカードが立っていました。『地域で支えよう、○○っ子の未来探し』教育委員会のキャンペーンのもとで、中学二年生の男子生徒二人がデイサービスでの職場体験をしていたのです。 9時から4時まで連続して5日間、ご苦労様で…

陽だまりの中で

「ニァオ」ぷーが入り口でご挨拶 「どうぞ、御入りなさいナ」見つめ返した私から 彼女は 陽だまりに すぅっと目を 移しました 滅多に寄り付かない お姉さん子のぷーちゃんは 久しぶりの キラキラと輝く陽射しに魅せられて 私の足許で くつろぎました

柿の実

色づき始めた街路樹の斑な色合いの向こう側に、鈴なりの柿の実が鮮やかです。新興住宅地に取り残された農地は果物畑になり、柿の木の畑が存在感を誇示しています。デイサービスへ、柿の実が届けられました。 おやつで食べる前に スケッチをしますか。 枝付き…

写真から

六十の手習いで始めたお絵描きも、病気で一時挫折していたけれど、昨年、偶然手にした風景写真に魅せられて、こんな景色を写しとりたいと、しまい込んでいた絵道具を引っ張り出した。 5年前には、アトリエで知り合った友人からスケッチ同好会に誘われて、港…

10月の実

あの子はだあれ だれでしょね なんなんなつめの 花の下 何度も歌っていたこの歌の、ナツメの花はみた事がありません。 テーブルの花が途切れた時に、可愛いナツメの実が出てきました。 おにんぎょさんと 遊んでる 可愛い みいちゃんじゃないでしょか 40年も…

秋散歩

秋空の下のお花畑が見たくて、コスモスの丘に連れて行ってもらいました。高い青い空には流れる飛行機雲。 緩やかな風がコスモスと遊び戯れ、花々は微笑む。惹き付けられるように見つめていると、コスモス畑の大気は私をも包み込んで行く。幸せなひと時をあり…

秋味便

信州の山からキノコのお土産が届きました。「絵になりそうな」ものを選んでくれたのですけれど、のんびりスケッチしていたら、山のキノコは都会の風に溶けてしまいそうです。タマゴダケを絵の素材に残して、後はママゴトの素材になりました。キシメジは炊き…

症状

病状の進行を掴んでおこうと身体の状態を見つめてみると、良くなって行く事など一つもなく、せっかくの日常の踏ん張りをも気重にさせてしまう。けれども振りかえって記録を見れば、一年前の様子とは歴然とした違いがある。では半年前とでは? 進行の度合いは…

9月の花

二度咲きの合歓の花が、目の前に置かれました。 手折られた枝には、不貞腐れて半眠りのハッパ。 スケッチをしながら、花の色づけに悩みました。 チャレンジ、チャレンジ、まずはお手合わせを。 9月の中旬のまだ暑い陽射しが続いてる時。 白蝶草&セイジの爽…

花咲村から

春の野に出て若菜を摘み、秋の山奥をかき分けて茸を狩った懐かしい村から、今年もトルコ桔梗が届きました。4年前は腰部脊柱館狭窄症による足の痛みで、歩き回るのは諦めて、畑の脇でスケッチをしながら山に遊ぶ友人達が帰ってくるのを待っていました。 その…

気力

何故だか身体を動かす事が少々面倒くさく、ぼうっと時を過ごす日が続いた。 かってエネルギッシュであった頃の残映がしつこく残っていて、何もしない自分と付き合う事は辛い。何をするにも動き辛く時間がかかる自分を持て余してしまう。病気なのだからと許す…

最後の授業

秋の空気が北から下りてきました。湿気を飛ばした爽やかな大気は、太陽の光りさえ穏やかにしているようです。さあ冷房はおしまいにして外の空気を入れましょう。 大きく開けた窓からは、隣りにある小学校の子供達が大騒ぎをしている声も、一緒に飛び込んでき…

花便り

8月の陽差しの下で 輝いていた花達 ピンクのバラに 紫色のサワギキョウ 白い猫の髭 ピッピ!! ハッピ!! 目の前には 白い長い沢山のしべたち 白い画面に どうしたらいいのかしら いつかきっと 上手に料理してあげる

曇り 晴れ間あり そして雷&大雨

このところの天候はとても不安定。一日の天気も波乱万丈。 稲妻の閃光が目蓋の裏を過る。天空に響きわたる雷の音、雨音も激しい。真夜中には異例の市内放送がながれた。市境の川の水位が上がっているという。集中豪雨に見舞われたようだ。翌日の連れ合いの報…

サッカー観戦

八月の車椅子行はサッカー観戦。今回は息子2が車椅子席の手配をしてくれました。何事も経験です。スタジアムに行くのは2、3年前の天皇杯以来です。 以前、ワールドカップの予選で家族がテレビの前で大騒ぎしている時に、一人遊びをしていた私、息子1から…

創り主の気まぐれ

小枝の先に 小さな蝶々が四つ五つ 縛り付けられ 動くことが出来ない 近づいて目を凝らして眺めて見ると 風に吹かれて ひらひらと舞う姿が コンニチハ 初めましてと囁きます バタフライ 薄紫色の小さな花です バタフライで探してみると、クマツヅラ科のバタフ…

時は流れる

体調が良いと 調子にのって 動き回る そのツケは 節々の痛みになって表れる ひたすらに眠り 自然治癒力を発動する リハビリも 過ぎると 心拍数があがる 意識的に丁寧に 質を高め 量を減らす 予測出来ない 身勝手さに振り回されて 今をただ 懸命に生きる 牛歩…

ブラックベリー

看護婦さんの家の庭からブラックベリーが届きました 一枝はテーブルの上に庭の風を運んできてくれました 真っ黒に熟した実達は 砂糖煮にされて 3時のおやつのヨーグルトの上にかけられました 自然の香りのする このルビー色のソースは リハビリに疲れた私達…

紅い花

立ち寄った大型店の片隅に 小さな花屋がありました 何の花を買いましょうか 棚に顔を向けた途端 一つの花が強烈に私に迫ります アタシを連れて帰って頂戴ナ 「これ・・・」「○○○です」 聞いた事もない洋名は 直ぐには覚えられません 肉厚な紅い花びらと 大き…

実験

描いた絵をデジカメで撮影しても、色合いが思うように出なく、気に入らない事が多い。光線の加減とか色々あるのだろうけれど、そうしたノウハウには非常に弱い。 スキャナーで取り込んだら上手くいくかもしれない。息子1に希望する条件を伝えていたものがや…

外に出よう

本日の外出は、映画鑑賞。 家から車で20分程の所にあるショッピングモールの傍らに、映画館がある。車椅子対応もしているようなので、体験してみるのも面白い。で、みた映画は『ザ・マジックアワー』三谷ワールドで遊んできました。 車椅子席は一番前、オ…

水性色エンピツ

デイサービスでのリハビリの待ち時間に始めたお絵描きも、今では楽しみになってきました。副院長がグリーンハンドの持ち主なので、何時もテーブルの上には丹精された花々が、「さあ、描いて頂戴」と置かれています。始めは鉛筆でデッサンをしていただけだっ…

7月の街で

今日は久しぶりに長時間のドライブでした。 7月も半ばの街は、又その面影を変えています。長い間目を楽しませてくれていたアジサイの花は、とうとう息切れをしたようで、勢いがなくなってきています。所々の空き地では、いつの間にか雑草が大きく背丈を伸ば…

症状14

6月上旬の微熱は、気力までも燃焼してしまって、最近は少々集中力に事欠ける。思考能力は低下し、言葉が私から逃げて行く。人は動かないと、どんどん退化して行くようだ。身体が動かなくとも、頭がしっかり働いていれば、生き生きとした生命力が沸き上がる…

夏の光り

何時も通るメインの道路が渋滞していたので、横道に逃れて初めての道を通った。目新しい道は楽しい。家に帰ってから市内地図を確認した。この道はフラワーロード、街路樹の足下にタチアオイやアジサイの花が咲き乱れる。大きな薄紫や白い塊、紅、薄紅色の鮮…