写真から

silk-19402008-11-01

六十の手習いで始めたお絵描きも、病気で一時挫折していたけれど、昨年、偶然手にした風景写真に魅せられて、こんな景色を写しとりたいと、しまい込んでいた絵道具を引っ張り出した。
5年前には、アトリエで知り合った友人からスケッチ同好会に誘われて、港や里山や公園にと、春夏秋冬出かけていた。今はもう、気ままに出かけることも出来ないし、暑い中、寒い中に、じっと野外に座り込んでの作業はきつすぎる。足下が覚束なくなるにつれて、絵を描く気力さえも失っていった。それが一枚の写真から、小さな夢が生まれたのだ。写真からだって絵が描ける! 
デイで手軽に始めた水彩色エンピツ画も、慣れてくればくる程に、デッサンや色付けに、もっと自然な勢いが欲しいと慾も出てくる。家で使う水彩絵の具も、思うような色使いが出来なくて暗中模索する。やはり、もっともっと描かなければ満足出来る絵など描けるはずはない。
肘に痛みを感じたり、寝起きの手指の強ばりに、何時か筆を持てなくなる日が来るのかしらと少し不安にもなりながら、今、出来る事を楽しまなければと自分自身に言い聞かせ、さあこれからは、写真からの風景画にもチャレンジです。
(昨日から大きい写真がアップ出来ません。アラを見せるなとコンピューターの取り計らいかな?)