デイサービスを利用して

デイサービスに通うようになってから2年が経過した。
週3日ともなると、これはもう私の仕事と云えるようだ。


病名が判明して今後の生き方を考えた時、第一の課題は機能訓練をする事だった。まずは『リハビリの出来るデイに行きたい』ケアマネージャーにはその希望をしっかりと伝えて施設を探してもらった。
デイでのリハビリは、かってリハビリ専門の病院に入院していた時より、密度が濃い。疲れやすく持久力のない私は体力を温存しながら休み休み対応してもらう。
毎回整体もあって、身体の異常な動き方に悲鳴を上げている筋肉をほぐしたり、固まった関節を動かしてくれるので、身体のゆがみも調整され動きが楽になる。
現状維持を目標にしてきたが、春先までは病状の進行の方が早かったようだ。けれどここ半年は変化をあまり感じていない。地道なリハビリの成果が出始めたのだろうか。
デイ利用の効果は、家を出るところから始まっているのだろう。人の集まる所に出向く時の気持の張り、人との繋がり合い。たまたま出会ったテーブルの上の花達の効果。今の私の生きる力はデイあってのものかもしれない。


デイを利用するってどう?
適切なデイに出会えた事。年齢的にも違和感はない。家族に頼りっぱなしにならないですむ事。状況をいろいろ考えてみると、私にとっては幸運な出会いであったと思っている。


デイでの時間は、私には価値のある時間なのだ。