針仕事

繕い物をしたかったので、久しぶりに裁縫箱を開けた。裁縫箱とは言え、コンパクトなケース。


3年前、引っ越しにあたって、手持ちの荷物を大々的に整理した時、必要最低限のことが出来ればよいと、いろいろな色のミシン糸をはじめ、洋裁道具は殆ど処分した。


今回、その最低限度の仕事が、あやふやになってきている事を実感した。


まず糸通し。針の穴はしっかりと見えていても、糸をそこに当てるのが一苦労。道具を使っても、針に糸を通すだけで5分もかかった。
縫うのも大変。まっすぐ縫えないし、細かく縫えない。
指先が思うように動いてくれないのだ。


あれまあ、これからはボタン付け位しかできないのかな。
でもボタン付けなんてこの5・6年間していない。
針仕事も、しなくなり、出来なくなっていくのだ。