2009年の終わりに


今の私は 時間に追われる事もなく
穏やかな時を過ごす
けれどひとたび 外の時間に目を向けた時
時のながれの早さに 呆然とする

月曜日が終わると 一週間は早い
決まりきった日常は無意識のまま通り過ぎて行く
気がつけば週が終わり 季節は移り過ぎる
そうして 又 新しい年を迎える


この一年は、昨年の暮れに感じた程の病状の進行は見られない。移動の大半は車椅子を利用しているので、体力が温存されリハビリも余裕を持って出来る。
あえて進行が感じられる事を探し出せば、嚥下力の低下と発音の不明瞭さがわずかある。これは自分で注意しているせいか、他の人に目立つ程ではない。担当医からも問題はないと云われる。とはいえ食べる事、話す事は疲れる。
自分の身の回りの事、入浴やトイレが自立出来ているのは、デイサービスでのリハビリやマッサージに依る所は大きい。ゴールデンウィークも、夏休みも、シルバーウィークもなく通い続け、すっかり私の生活に組み込まれて、寝食と同じ程に欠くべからざる日常なのだ。お正月の休みは6日間。
今年は体調を崩す事も無く、無欠席で過ごした。
今、医学の進歩は小脳変性症にも曙の光りを放ち始めた。私の命が消える前に輝き出すのだろうか。
どうであろうと、命ある限り力一杯生きられるって幸せだよね。
辛くても、疲れても、一休みすれば力が湧いてくる。
来年も、そんな自分であり続けたい。