薬に思う

治験薬を飲んでいた時リハビリの効果を感じた。それが薬の成果なのか、どうなのかは判らない。セレジストを飲んでいる時は、病状の進行を抑えているという感覚だけだった。


この春からセレジストのジェネリック(タルチレリン)を服用している。と言うことは、セレジストが開発されてから、随分と時間がたっているということだ。


iPS細胞が発見されて、画期的効果のある治療薬が造られるとの期待は大きい。残念ながら、それは一朝一夕には出来るものではない。


脊髄小脳変性症は人それぞれに色々な症状があるようだし、今回飲んだ治験薬が、私の全ての症状に対して効果があったと思っていない。けれど気のせいかも知れないが、リハビリと相まっての効果があったのではと思う部分もある。


藁をもすがりたいとの思いは、たとえ僅かでも、一部分的な効果の可能性だけでも、頼りにしたい。


今回行われた治験の臨床試験は終わっている。あとは承認され、実用化されるのを待つのみ。