入浴

入浴時に介助をしてもらうようになってから、二年半がたった。


衣服の着脱は自分でするけれど、躰を洗ったり、髪を洗うことは娘がしてくれる。なんと助かる事か。


もう手引きでも歩けないので、車椅子で浴室に入り、浴槽脇に置いた椅子に移って、全身を洗ってもらう。


その後、手すりに掴まって浴槽に入る。足を延ばしてゆっくりと湯船に浸かるのって、なんと気持ちの良いことか。


家での入浴は、リズムが出来上がっているので、戸惑う事もなくスムーズに進行する。これってすごく重要なこと。何故ってお風呂には危険がいっぱいあるから、余計なことに気をとられず、注意すべき時にはそれに集中することができる。


家で入浴出来るって、楽だし、幸せね。