身内

つらい、大変、と言う言葉が私の心の中に渦巻いている。確かにそれは事実だけれど、自己中心的な思いが強いのではないか。


病気になったのは私の宿命なのだから、時期が来るまでは、そこから逃げだすことなどは出来ないと諦め、クールに受け止めているつもりだ。


が、よく考えてみると私を支えている家族は、極端にいえば、私の介護を放棄することだって出来る。けれど世話をするのは当然な事と、その運命を甘受してくれている。ありがたいこと。


本当に大変でつらいのは、私よりも家族のほうなのだ。


最近考える。頼れる身内があるって幸せ。けれどそれに甘えないように心掛けたい。私が頑張ることが、幸せをより長続きさせるんだ。