音読

自他ともに◯◯真面目と評価される私。この性格があってこそ、人に遅れをとらずに生きてこられたのだろうとなって思います。頑張る事は嫌いじゃないし、結果が出れば嬉しいし、結果が悪ければ、そんなものよと受け止める、まことに能天気なのかもしれません。傷ついて自己嫌悪のドツボにはまらないために潜在的防衛本能が働いているのかもね。
真面目な私は考えました『発声の訓練もしなければ』と言う事でただ今は柳沢桂子の『生きて死ぬ智慧』心訳般若心経を音読しています。般若心経を読み彼女の詩訳を読み又経を読んでも15分足らず。オマケに北原白秋の『五十音の歌』を追加しました。柳沢の本は2年前、まだなんとか杖にかじりついて一人で歩いていた時、本屋の店頭に並んでいたのを見て思わず買ってしまったものです。その頃も数回音読しましたが放ってあった。因縁のある書にも思えます。彼女は長年病と闘って来ている。私なんか目じゃない。彼女の般若心経の心訳なるものを読んでいると,どこか私の心にもしみ込んでくるものがある。しばらくはこれで行こうと決めてしまうのは,融通の利かない◯◯真面目の性かしら。でも捨てられずにまだ手元にある『マザーグース』や『ことばあそびうた』の本の音読も楽しいだろうな。