友へのメールより

学生時代からの友人が退院後の体調を気遣ってくれて,連絡をしてきた。身内以外に初めて私の実状を知らせる時が来たようだ。快気祝いをする間もなく、次の病に襲われてしまったので,こちらからは伝えあぐんでいた。言葉で伝える事は難しい。このブログを読んでもらって、状況を掴んでもらう事が良いかもしれない。という事でメールのやり取りが始まる。友への返信メールもついついブログ気分で書き連ねてしまった。

 
 出歩くと、いろいろな出会いがあり、
 思考力も活発に働くので、書く内容も広がるのですが、
 毎日同じような状態で過ごしていると、
 刺激も少なく、思考も発展していかないので、
 テーマが決まるまで、一苦労です。
 でも文章を書こうと、考えを絞り出すことは、
 どういう言葉で言い表すか、文をどう組み立てるかとかと、
 結構頭を使うので、良いことなのかもしれない。
 最近では、脳の活性化訓練も、うたわれていますものね。
 年を取ったからって、あきらめることはないのよね。
 とはいえ、記憶力の退化は、気力をそぐなあ。
 死ぬまで心身ともに健康でいようとすることは、
 ただただ、加齢とやらへの抵抗のようです。

 
 萎縮していく小脳の細胞は、増やすことが出来ないんです。
 抵抗することは、リハビリすることで、
 進行を少し押さえることを、期待するだけなんです。
 それは、ちょっと悔しく、辛い。
 勝つも負けるもありません。
 命ある限り、満足できる生き方をしたい。