受診

国病、神経内科の2回目の受診。メインはMRの頭部撮影と生理検査、投薬。新しい体験は生理検査。バランスがどのくらい正常にとれるかは、予想していたとおり足形の上に立つ事。「倒れそうになったら、いつでも言ってください」はじめは眼を開けた状態で1分、これはOKね。「では次に眼をつぶって」踵を付け合わせて立ったり、脚を広げてたら多少は楽なんだろうけれど、脚の位置が固定されて不安定。ふらふらしながらも「もう駄目です」と音を上げたのが丁度1分だった。なるほどねえ、やっぱり病気なんだよね。もう一つは眼の検査。眼にはどのような症状が出てくるのだろうか。眼振の異常があるらしいが、その症状がどのようなものかは分からない。目配りの機敏性が無くなるのか、今日の検査から推しはかる事は出来ない。ゴーグルのようなものを着けて、コンピューター画面を見つめる。その中央にはニコちゃんマークが1つ、「じっと30秒見つめて下さい、マークが移動したらそちらを又見続けてください」この2点移動セットを画面上の中央から上下左右、四隅へなど休みながら行う。「次はニコちゃんマークが動き回りますので眼で追いかけて下さい」(後で娘さん曰く『それってお母さん得意そう』ハイ楽しかったわよ)最後に青と黄色の縦縞が左右に動いていくのを、画面の真正面をただ見つめているだけ。その動きはだんだん速くなる。私の小脳のどの部分の壊れ具合を検査しているのだろうか、いろいろな検査方法の発展には驚かされる。
担当の女医は、東京大学を中心とした遺伝性でないSCDの研究プロジェクトチームの一員になっているという。この分野は世界的にも日本がになっており、日本中のデータを集約して国家的に研究を進めているようだ。「運もあるしね」現段階ではまだ不明な事も多く絶対的な治療法は無い。けれど5年先には見つかるかもしれないし、見つからないかもしれない。私は医師に何を望んでいるのだろうか。これからずっと見つめていてもらって、必要な対応をしてもらう事。改善の可能性がある事だったら何でもやりたい。
病院の後は、介護保険の手続きと、参議院選挙の期日前投票、外食と延べ6時間近い外出は結構疲れる。これらが出来るのも、家人2人の手助けがあっての事。元気に支えてもらえるって幸せですね。