本&映画

私と読書、振りかえってみるとこれもまた、ほどほどの関係だなあ。特別な読書家ではない。けれど夢中になると遮二無二取り組む。夕食の支度に取りかかる時間を忘れ、薄暗くなり行く部屋の気配に慌てふためいたり、続きを読みたくて、土砂降りの雨の中、図書館に出かけた記憶も残る。
けれどこの2年間、図書館には行っていないのではないか。書架の前でこの本を読んでみようと、探し出す楽しみはもう出来ない。1年ほど前から読みたい本は、図書館にリクエストをして娘に借りてきてもらう。本を読む集中力も、いささか落ちてきている。心に重い本は、読み続ける事が辛い。
今はネットで読んでみたい本を探して、借りてきてもらう。退院後読んだ本は、児童書『水の精霊』『血族の物語』他。好みの本から検索していくと、類似した本がヒットしてくるのも面白い。楽しみを持ち続けるためには、これもありだわね。
こんな私だから、見る映画も限定されてきている。スリル、アクション、サスペンス、これらはもう考えただけで疲れてしまう。
テレビで上映される映画も見る事が少なくなった。がアニメはチェックをしていて、先日は放映された『ミヨリの森』を観た。絵は好きではなかったがファンタジーはやはり楽しめる。気重な話と身を構えて観ていたにもかかわらず、映画『明日の記憶』は静かな映像が、未だに脳裏に残る。
最後に映画館で観た映画は何だったんだろうか。 娘の介助で行ったのは、前作の『ハリーポッター』か、『有頂天ホテル』か、あら?『ハウルの動く城』だったっけ?
これからは、マイルームシアターでの鑑賞。『ゲト戦記』はもうレンタルしているし、『不死鳥の騎士団』も1年もすればおりてくるかもね。何はともあれ、時間はいくらでもあるもの。