症状4

昨夜から降り出した雨が、ちょっと秋めいた気配を運んできてくれて、やっと暑い夏の行く末に、めどがついたようでほっと一息です。とは言え、お彼岸が過ぎるまでは油断出来ません。今までは夏の終わり、秋に移っていく9月は好きな時期でした。日が落ちると、日中の暑さを忘れさせる空気が満ちてきます。そんな中を歩く時は、歩幅も広くなり顔も遠くの空に向かう。
季節のメリハリを身体で実感出来ない事はとても寂しいですね。
今年は、初めての夏バテなのか、それとも病気の症状なのでしょうか、今ひとつ具合がすっきりとしません。首が頭の重さに悲鳴を上げているのでしょうか、肩こりのような首の付け根の痛みがあったり、腰回りが痛かったり。
立ち歩きが不自由なら、せめて座り続ける力の維持をと思いながらも、用事をしては、横になる。横になるとしばし寝込んでしまう、というだらけた状態に陥っています。それでもなお夜は眠れるという事は、昼間の眠りも必要なのかしらと、身勝手な言い訳などしてね。
朝、起きたばかりの身体は、夜間に熟睡したせいでしょうか、それとも、まだ寝ぼけているのかしら、1日のうち一番くつろいで、動きが良い。時間が経つにつれ身体は強ばり、動くことが辛くなる。出来るだけ夕食の支度はしたいけれども、回数は減ってきている。
レンタルした4支点の杖では、もう少し上手く歩ける様になりたかった。室内ではそれなりに頼っているけれど、杖を使って一人での外歩きは、今のところあきらめの心境。改善策がどこかにあるのかなあ。部屋の中での歩行器も狭いながらも気楽に利用出来るし、座り疲れた時、つかまって背いっぱい伸びをするのも気持ちが良い。
ことば遊びを始めた当初、言い回しによって、のどの奥がつるような状況があったが、今はそうした事はない。朝起きがけと、長話になってくると口が廻らなくなるような気もするが、訓練、訓練。
刺激物に敏感になったようだけれど、呑み込みにそれほど差し障りはない。眼、手、特に異常なし。


親しい方達に、今、このブログを読んで頂いています。
電話や、手紙では伝えきれないものを、日々の記録から理解してもらえるかもしれない。
一緒に出かけたり出来なくなってしまったけれど、いつも私の心の中には皆が一緒です。辛いよ、寂しいよ、疲れたよ〜と云うのは皆さんへの甘え、許して下さいね。心の中にしまっておかないで、本音を吐いて、能天気に生きようって訳です。過ぎ去り、記憶もぼやけていくであろう身体の様子も、記録に残しておけば、自分でも現状を納得する手立てになるかもしれないと思い、書き留めていくつもりです。又、もっとシビアな本音も心の中に詰まっている。人に伝えるだけでなく、自分の思考の整理もしていきたい。
私の後ろには見守って下さる方々がいる。そんな幸せを感じています。