秋の陽射しの中で

silk-19402007-11-14

私の住まいの近くでも、木々の葉が色づき始めました。去年見つけたケヤキ並木の紅葉が見たくて、車を出してもらいました。今日は色変わりを始めたあちこちの街路樹探訪です。
春に訪ねた、川沿いの桜並木は、もう紅葉の盛りを過ぎて、枝に残る葉数も寂しい。なのに、陽の当たり具合のせでしょうか、他の場所の桜並木では、えび茶色の葉をたくさんつけています。曇り空では映えない色も、今日の明るい陽射しの下では、自然が染め上げた葉を見せびらかすように枝々を伸ばしています。ここは初めて来た路、来年の花の季節に期待をしましょう。
昨年11月16日、手術入院の日に通った時には、ケヤキ並木は黄金色に埋もれていました。けれど今年はまだ緑を残しながら、赤くなり始め、そして黄色にと、とりどりの色を楽しませてくれています。
街外れに残っている、農地で見つけた柿の木畑の紅葉は、青空に映えて一段と輝いていました。広々とした景色を眺めながら、初めての屋外車椅子体験。結構ガタガタするものですね。
1週間前、デイ送迎車の窓から見た時に、高い梢に黄色い葉をたくさんつけていた美術館前の樹々は、だいぶ葉を落としています。でもここでは、絵画鑑賞です。車椅子を使って一枚一枚の絵の前に立つのは大変。なので、気をひかれた絵だけに、しっかりと向きを変えます。それにしても、気に入った絵を探すのに、少し下の方から、寄り目気味に展示を見ていくって疲れる。ウィークデイで空いていたから、車椅子で気ままに右回り、左回りと動き回れたのはラッキーです。見ごたえのある企画だったので、一回りしたら、他を見て回るエネルギーは、消滅してしまいました。入場料がシニアと身障者割引で四分の一。これは利用しなくてはと思いながらも、良いのかしらとちょっと気にしています。