症状7

「急に寒くなったから、身体が強ばってしまっているのよ。貴方だけではないのよ。」そんな言葉が、頭の上を通り過ぎる。
じわじわと忍び寄ってくる症状の悪化。9月から10月にかけての変化より、11月への変化の方がはっきり分かるように感じるのは、気候のせいと考えていいのでしょうか。ひと月前には、ハイハイで動き回るなんて、どんな感じかしらと不思議な気がしていましたが、今では、『フムフム、なかなか安定感のある移動手段だ』と気に入っています。けれど気楽さに甘んじていたら,立つことも厭うようになりそうなので、程々にしましょう。
立ち歩きが出来ないのは、やはり、足底でしっかりと重心を捉えられない事が、問題なのでしょう。支点を見極めようと足裏に神経を集中しても、身体はユ〜ラリ、ユラリと揺れてしまう。意識は土踏まずの上部を求めているのに、身体は、踵すら通り越した後ろの方に重心があるべきと、勘違いでもしているのかしら。歩行器を使っていても、重心が後ろに残る事がある。杖を使っての伝い歩きは、不安定で、だんだんと腰が引けてくる。意識的にでも、腰を伸ばしている方が、歩きやすいのに、身を後ろに引かれる思いは、とても不安で、つい前こごみになってしまう。あ〜あ、思い切りはいい方なのにね。
不正常な動きは、身体のあちらこちらにアンバランスを生じさせ、様々な部品どもは悲鳴をあげ『疲れたよ、なんとかしてよ』と自己主張をする。私も文句を言いたいわよ。『何でこれ位の事で悲鳴をあげるのよ』膝周りが痛かったり、股関節がおかしかったり、腹斜筋が痛かったり、肘が痛かったり、気分悪いなあ。
台所仕事は、すっかり座り仕事になりました。洗い物をするのも、素材を切るのも、揚げ物をするのも、椅子に座りながらやります。なので、手の混んだ料理はパスです。それでもやはり自分の手作りが一番。遅ればせながら、我が手前勝手料理を娘に伝授中。いつかお世話になるのでしょうね。只今は、掃除洗濯買い物と面倒をかけています。感謝。
お喋りをしている時、言葉がつかえる事が増えました。「貴方は早く喋り過ぎ、もっとゆっくり喋りなさい。そうすればつかえないよ」そうですね、少しゆっくり話すように心がけましょう。
先日の病院受診の時に、医師から言われました。「ハモニカを吹くのもいいらしいよ」よし!ハーモニカにチャレンジ。息子に入手を依頼しました。届くのが楽しみです。音読したり、歌をうたったり、やる事いっぱいありますね。