朝惚けのミラクル

日中の我が家は、猫プーと私の二人住まい。時たま二人で発声練習をするけれど、面倒見の悪い私には、プーは寄り添っては来ない。
それでも時たま、魔性の瞳で私を玄関まで誘導する。
「アタシは お外に 出たいのよ!」
そんな彼女が、私に魔法をかけた。
「ネコアルキ シテゴランヨ・・・」
で、ヒョンなことから、朝一の用足しを猫歩き(四本足)で行ってしまった私、帰り道は戸惑うことなく、人歩き(二本足)でベットに戻っていた。
たかがトイレからの6・7メートルの距離だけど、ヨタリヨタリとしながらも、歩けるっていいなあ。
いろいろ試してみると、歩けるのは朝のうちのみ、それも行きは怖くて、帰りはよいよい。どういうことなんだろう? 半寝ぼけの無意識が為せる技かしら? 行き先にベットが有るって安心感?
私の歩行能力には、心理的なものも大きく影響しているようです。
考えすぎない方が上手く行くってよくあるよネ。