さくら さくら さくら

三月も半ばを過ぎてから、急に暖かくなり、思いのほか早くに桜の花の開花宣言が出された。月曜日にはまだ数える程の花付きだったのが、場所によっては、瞬く間に6〜7分の咲き加減になっている。
今日はデイサービスの帰り道、ちょっと遠回りをして、お花見ドライブを楽しんだ。市内でも有数のお花見スポットのある地域なので、車に乗り込めば5、6分も走ると、1キロ程の桜並木に出会う。閑静な住宅街のゆるい下り坂の道は桜のトンネルとなり、車たちは目の前に広がった桜の花に心奪われて徐行をして行く。その道が終わった後は、両岸に桜の枝が垂れ下がる川に沿った道を走る。3キロは続く遊歩道には、何時もより人影が多い。神社の桜も垣間みて、本日の桜見物は終了。まあまあの満足。
桜の花はやはり散り際時に風情がある。開ききった花々は枝を隠し、時を終えた花びらが風にひらひらと舞う様に心は躍る。又、広々とした自然の中で枝を拡げた桜の樹も、人の心を大空に誘う。
花の見頃はこれからで、しばらくは現実から逃れて心だけでも桜色に染めよう。
私の通い道は色々とあるが、何時も決まった道を通る訳ではない。大学前の桜通りや、あの道この道の桜道、住宅地に伐採を免れたかのように残る古木の残る道と、さてどの道を通る事になるのだろうか。
これからの一週間は、いろいろな桜と出会える楽しみがある。