症状12

まず、椅子に座って両手を前に伸ばす。続いてゆっくり両手を上げながら椅子から立ち上がって行く。踵から手の指先までを真っ直ぐに伸ばして静止した後、ゆっくりと元の姿勢に戻す。こんな簡単な動作が難しくなった。万歳をして伸びきったとき、腰や膝が曲がっている。最近は頭上で両手を組み意識的に足腰を伸ばす。時にはバランスを崩し座り込む事もある。立ち上がりが、だんだん厳しくなってきているようだけれど、いつまでも自分でトイレで用を足すためには、ふらついても立ち上がらなければならない。
バランスが巧く取れずに、上手に立ち上がり、歩行が出来ないと、それをフォローしようとするのか、腰が曲がり、膝を曲げる。その体型は膝関節を変形させていくのかもしれない。ここのところ膝の裏側が痛む。臨時の治療師は初見でまず膝を伸ばす治療を行った。歩き方を一目見ただけでも分かるのだろう。膝の曲がりを固まらせてはいけない。
働きの悪い足をカバーする為に、こき使われて痛めた肩は、一時は洋服の脱ぎ着にも眉をしかめさせたが、整体のお陰か今は痛みもない。けれど肩の痛みが移動したかのように現在は肘の内側が痛む。今まであまり使っていなかった左手を、過酷に使いすぎているのだろうか、腕の筋力をつければ解決出来るものなのか。
リハビリを始めた当初にあった、腰回り等の筋肉痛のような痛みは、消えている。地道なマット運動で腹筋等も付いてきたのだろうか。腰を捻る運動も楽になった。
今在る膝、肘の痛みが、リハビリをする事で、解決していくことを期待しよう。
ラクラと目が廻っているような感じが、以前より増えている。そんな時は血圧が正常時もより低くなっているようだ。
お喋りは疲れるが、ゆっくり話していれば問題はない。
指はしっかりと物を掴み、握った力は我が身を動かす。